日本語 編集

名詞 編集

 ぜっけい

  1. 見事景色すばらしい景色、ながめ
    • 赤シャツは、しきりに眺望ちょうぼうしていい景色だと云ってる。野だは絶景でげすと云ってる。絶景だか何だか知らないが、いい心持ちには相違ない。ひろびろとした海の上で、潮風にかれるのは薬だと思った。――夏目漱石 (1906年). “図書カード:坊っちゃん”. 青空文庫. 2023年5月31日閲覧。
    • 私は、東北の生れであるが、咫尺しせきを弁ぜぬ吹雪の荒野を、まさか絶景とは言わぬ。――太宰治 (1938年). “図書カード:富士に就いて”. 青空文庫. 2023年5月31日閲覧。
    • 桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子だんごをたべて花の下を歩いて絶景だの春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です。――坂口安吾 (1947年). “図書カード:桜の森の満開の下”. 青空文庫. 2023年5月31日閲覧。

成句 編集