- (東京式) りんきおーへん [ríꜜǹkìòòhèǹ] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [ɾʲĩŋʲkʲio̞ːhẽ̞ɴ]
臨 機 応 変(りんきおうへん、義訓:おっつけ)
- 場合に応じて、適切な処置をする事。「機に臨み変に応ず」
- しかしながら、いちいち各種の情況を想定し、これに該当する対策を準備することは不可能であるから、大体に於て左の三つの場合を標準として、臨機応変の措置に出なければなるまい。(岸田國士 『空襲時に於ける興行非常対策について』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
臨機応変だろう |
未然形 + う
|
過去・完了 |
臨機応変だった |
連用形 + た
|
否定形 |
臨機応変でない |
連用形 + ない
|
自動詞化 |
臨機応変になる |
連用形 + なる
|
言い切り |
臨機応変だ |
終止形のみ
|
名詞化 |
臨機応変なこと |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
臨機応変ならば |
仮定形 + ば
|
様態 |
臨機応変そうだ |
語幹 + そうだ
|
『旧唐書・郭孝恪伝』中の郭孝恪が太宗にした進言「世充日踧月迫,力盡計窮,懸首麵縛,翹足可待。建德遠來助虐,糧運阻絕,此是天喪之時。請固武牢,屯軍汜水,隨機應變,則易為克殄。」より。