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成句

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貧乏人びんぼうにん子沢山こだくさん

  1. (元来の意味)貧乏人は、遊ぶ金もなく子作りに励むくらいしかないので、結果として、子沢山の幸せな環境に恵まれるものである。
    • 子沢山は、「律義者の子沢山」に見られるように、将来、高い生産力が見込めるということで積極的な評価である。
  2. (近年の用法)貧乏な世帯であるにもかかわらず、子が多く、生活に困窮する様。
    • 貧乏人の子ダクサンとは、貧民窟に於てこれを如実に見ることができる。(坂口安吾 『明治開化 安吾捕物 その八 時計館の秘密』)