違 和(いわ)
- 心身の不調。
- 私は西暦一九二三年の夏にこの土地に来、翌年の夏までゐたので、屡この川に親しみ、心に憤怒があり、心に違和があるときには、いつも私はひとりこの川べりに来て時を消すことをしてゐた。 (斎藤茂吉『イーサル川』)〔1929年〕
- 元中四年--北、嘉慶元年丁卯、秋九月、國師は御違和に因り、鹿王院に移り御静養あらせられた。 (相国寺『大智の光』)〔1935年〕
- 近頃彼は身体の違和を自覚しだしていた。殆んど毎夜のように寝汗をかいた。睡眠は浅く、熟睡の気持を味ったことがなかった。(豊島与志雄『怒りの虫』)〔1951年〕
- 何かがそぐわない事。
- 私は、基本四情報とされる性別も、先ほど来指摘しているように、性同一性障害者を含むトランスジェンダーと言われる、性別に違和を感じている人にとって機微性があると考えます。(池内さおり、衆議院会議録情報 第189回国会 内閣委員会 第6号)〔2015年〕
違和 (簡): 违和 (ピンイン:wéihé 注音符号:ㄨㄟˊ ㄏㄜˊ)
- 患う事。