日本語

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この単語の漢字
こう
第六学年
ふく
常用漢字
音読み 漢音
この単語の漢字
ごう
第六学年
ぶく
常用漢字
呉音

別表記

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発音

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名詞

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(こうふく 又は ごうぶく)

  1. (軍事) (こうふく) 戦争などで、負け認め服従すること。
    • 小雨ぎみの曇り空に、そしてまた地上に、いつのまにか流れ渡ってきた明るい静かな斜陽は、終戦後にもたらされた自由に似ていた。完全なる敗戦と降伏、旧体制の瓦解と共に為さるる無血革命、平和主義の文化国家建設への進路、それらを輝らしだす恩恵の自由は、あまりに静かであった。(豊島与志雄『或る日の対話』)[1]
  2. (ごうぶく) 神仏により、悪魔怨敵押さえ鎮めること。
    • 「淫は富貴に淫するの淫の字――これは愛染明王が大貪著時代の拭うても拭いきれない遺品だ。横の両眼は悪心降伏の害毒削除の威力を示すが、竪の淫眼のみは、いつでも貪著と、染悪と、醜劣と、汚辱とを覗いてやまぬものだ」(中里介山『大菩薩峠』)〔1913年-1941年〕[2]
  3. (材料科学) (こうふく) 物体を一定以上変形させると、元の形状に戻らなくなる現象。
    • 回収装置の耐圧部分は、常用の圧力の二倍以上の圧力で降伏を起こさないような肉厚を有するものであり、若しくは常用の圧力の四倍以上の圧力で行う加圧試験において破壊を生じないものであり[…](経済産業省『高圧ガス保安法施行令関係告示』)〔2003年〕[3]

熟語

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翻訳

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動詞

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活用

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翻訳

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中国語

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発音(?)

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  • ピンイン: xiángfú
  • 注音符号: ㄒㄧㄤˊ ㄈㄨˊ
  • 閩南語: hâng-ho̍k

動詞

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  1. 屈服させる。手懐ける

朝鮮語

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この単語の漢字

別表記

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名詞

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항복

  1. (日本語に同じ)降伏。

脚注

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  1. 青空文庫(2006年4月27日作成)(底本:「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社、1967年11月10日第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42575_22902.html 2018年2月6日参照。
  2. 青空文庫(2004年1月9日作成、2006年5月19日修正)(底本:「大菩薩峠8」ちくま文庫、筑摩書房、1996年3月21日第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/000283/files/4506_8286.htmll 2018年2月6日参照。
  3. 経済産業省『高圧ガス保安法施行令関係告示』第二条の三のイ(公布:1997年3月24日、最終改正:2003年3月31日)http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/law/files/09_139.pdf