陣揃 え(じんぞろえ)
- 戦(いくさ)への出陣の前に(準備として)軍勢を揃えること。
- この語は主に戦国時代前後、前以って計画された遠征の出発の際などに(どちらかと言えば形式的に)行われたものを指すことが多い[1]。
- 一方籠城戦に備える場合や、突然仕掛けられた攻撃に対応する場合にはあまり「陣揃え」という表現はみられない。
- また、たとえば1560年(永禄3年)の桶狭間の戦いに際し織田信長は、敵に情報が漏れることを防ぐため意図的に陣揃えを行わなかったとされている。
- ↑ 陣揃えが行われた場所は、領内の戦場に近い城または社寺、特に(当時武士の間で戦の神として信仰された)八幡神社などで、併せて戦勝祈願なども行われた記録もみられる。