日本語 編集

動詞 編集

する (るいする)

  1. (自動詞) 同じ種類である。同類である。
    • 1934年、江戸川乱歩「人間豹」[1]
      いや、ただの物置きにしては、あまりに頑丈すぎる。もしかしたら、これは動物を入れるための檻に類するものではないだろうか。
    • 1959年、中谷宇吉郎「科学ブームへの苦言」[2]
      こういう笑話に類したことが、国会の壇上で、堂々と論議され、外務大臣や総理大臣が、真面目くさった顔付で答弁にあたっている。

活用 編集

類-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 類しない 未然形 + ない
否定 類せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
類される 未然形 + れる
丁寧 類します 連用形 + ます
過去・完了・状態 類した 連用形 +
言い切り 類する 終止形のみ
名詞化 類すること 連体形 + こと
仮定条件 類すれば 仮定形 +
命令 類せよ
類しろ
命令形のみ

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  1. 青空文庫(2019年9月27日作成)(底本:「屋根裏の散歩者」角川ホラー文庫、角川書店、2003(平成15)年8月25日改訂17版)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/58170_69341.html
  2. 青空文庫(2021年8月28日作成)(底本:「中谷宇吉郎随筆選集第三巻」朝日新聞社、1966(昭和41)年10月30日第2刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/59768_74076.html