- (東京式) さっそー [sàssóó] (平板型 – [0])
- IPA(?): [sa̠sːo̞ː]
颯爽 (さっそう)
- 勇ましく爽やかな様子。
- つづいて君が代の斉唱、バンザイの三唱など型どおり行われたが、その間、出征軍人山中貞雄は不動の姿勢で颯爽――という字を張りこみたいところだが、そういう無理をするとこの一文がうそになる。どうみてもあれは颯爽というがらではない。(伊丹万作 『人間山中貞雄』)
- 棟方志功氏の姿は、東京で時折、見かけますが、あんまり颯爽と歩いてゐるので、私はいつでも知らぬ振りをしてゐます。(太宰治 『青森』)
- 御母堂の鼻はシーザーのそれのごとく、正しく英姿颯爽たる隆起に相違ございません。しかしその周囲を囲繞する顔面的条件は如何な者でありましょう。(夏目漱石 『吾輩は猫である』
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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自動詞化 |
颯爽とする |
連用形 + する
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名詞化 |
颯爽たること |
連体形 + こと
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形容表現