漢字編集

なお、「鬱」は、所謂康熙字典体であり、手書きで書く字体ではない。もし手書きで書く場合は、「(左側、右側)、」の順に書く。詳細な筆順はそれぞれのページを参照すること。

字源編集

  • 会意形声。「」+音符「𩰪」(ウツ:「」+「」+「」+「+「」)。音符の文字は、瓶にこもらせ酒に香草でにおいをつけることを意味する会意文字。木に囲まれ、ふさがった様子。

意義編集

  1. 木がこんもりとしげるさま。
  2. 気がふさがること。
  3. 腐敗した臭い。
  4. にわうめ。コウメ。

日本語編集

発音(?)編集

名詞: 日本語編集

  1. ウツ継続ふさがる精神状態
  2. (医・略語)鬱病の略。

発音(?)編集

う↘つ

翻訳編集

関連語編集

形容動詞: 古典日本語編集

  1. ウツ草木茂っているさま。

活用

タリ型活用
鬱-たり


熟語: 日本語編集

手書きの字形について編集

「鬱」を手書きで書く際はもっぱら「欝」の形で書いていた[1]。これは戦前の文部省活字の表[2]拓本文字データベースから見ても明らかである。1979年に作られたJIS第1水準漢字に入っているのも29画の「鬱」ではなく25画の「欝」である。

ところが、2010年の常用漢字改定で収録する際に25画の「欝」を異体字扱いとしたため[3]、特に学校の試験において「欝」の形が認められなくなってしまった。なお、1942年に制定された標準漢字に収録されていた字形は29画の「鬱」だが、当時は前述の通り、手書きの際は25画の「欝」で教えていたため、そのような混乱は起きていない。

(以下は「鬱」における注意点)

  • 構成要素「木」の第2画ははねて書いてもよい[4]
  • 構成要素「鬯」の終筆ははねても止めてもよい[4]

中国語編集

*

熟語: 中国語編集

朝鮮語編集

*

熟語: 朝鮮語編集

コード等編集

点字編集

脚注編集

  1. 『解説 字体辞典』p.626 江守賢治 三省堂 1986年
  2. 『解説 字体辞典』巻末。 江守賢治 三省堂 1986年
  3. 『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』p.72 2016年2月29日 文化庁
  4. 4.0 4.1 『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』 2016年2月29日 文化庁