このページでは、特に日本語の項目に関連する形式のルールについて説明します。非日本語項目も含めた共通の形式についてはWiktionary:スタイルマニュアルを参照ください。

項目名 編集

基本方針 編集

原則として、

  • 和語はひらがな
  • 漢語および湯桶読み・重箱読みの熟語は漢字
  • 外来語はカタカナ
  • 複数の成分が混じる成句は漢字仮名混じり

で立てることにします。

たとえば以下のようになります。

細則 編集

  • 外来語であっても、それが外来語と意識されなくなり日本語表記や漢字表記がある場合であれば、見出し語をひらがなや漢字としたものも作成します。例:合羽カッパ煙草たばこ
  • 和語はひらがなの方針に従い、サ変動詞を除くほとんどの動詞は、ひらがなで立てます。漢語や外来語との合成語は漢字かな混じりで立てます。例:意気込むテンパる
  • 成句、慣用句、ことわざ、故事成語は、漢字かな混じりで立てます。
  • 地名などの固有名詞も漢字かな混じりで立てます。
  • 和語はひらがなの方針に従い、ほとんどの助詞、助動詞はひらがなで立てます。
  • 和語はひらがなの方針に従い、ほとんどの形容詞はひらがなで立てます。漢語や外来語に形容詞化語尾「しい」「い」をつけて造語した場合は漢字かな混じりで立てます。例:仰仰しい四角い
  • 踊り字「ヽ」「々」などは使用しません。例:銘銘堂堂
  • 生物名称等において、学名と対応させた標準和名はカタカナで表記します。その他は、和語・漢語・外来語の原則に従います。
  • 主項目には「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」「ヴェ」「ヴォ」「ヴュ」を用いず、それぞれ「バ」「ビ」「ブ」「ベ」「ボ」「ビュ」を用います。ただしバ行表記よりもヴァ行表記の方が浸透している場合はその限りではありません。例:ヴァイオレンスバイオレンスビンテージヴィンテージ
  • 以上、方針の示されている表記の揺れについて、方針に従わない表記から方針に従った表記へリダイレクトを作成してもかまいません。例:座り込みすわりこみ堂々堂堂 (これにより他言語版で「座り込み」や「堂々」の表記を使っている場合に日本語版への言語間リンクが作られます)
  • その他の表記の揺れについては、最もよくつかわれる表記を主とし、他の表記から最もよくつかわれる表記へソフトリダイレクトを作成します。逆方向は {{alter}} を使うことで「異表記・別形」として参照します。 例:栄養営養

サ変動詞 編集

サ変動詞(~する、~ずる)については、下記の両方の条件を満たす語は活用語尾を省いた語幹のみを項目名にします。

  1. 語幹が、名詞や副詞として独立した用法を持つ。
  2. 語幹が、漢語(音読み漢字)1文字ではない。
    • 勉強する(ベンキョウする) → 「勉強」として立項する。
    • くよくよする → 「くよくよ」として立項する。
    • 涙する(なみだする) → 「なみだ」として立項する。

どちらかの条件を満たさないサ変動詞は、活用語尾まで含めて項目名にします。

  • 相対する(あいタイする) → 2を満たすが1を満たさないので「相対する」として立項する。
  • 害する(ガイする) → 1を満たすが2を満たさないので「害する」として立項する。
  • 挺する(テイする) → 1も2も満たさないので「挺する」として立項する。

サ変動詞(~ずる、いわゆるザ変)がザ行上一段化した動詞(~じる)、およびサ変動詞(~する)がサ行五段化した動詞(~す)については、活用語尾まで含めて項目名にします。元のサ変動詞はソフトリダイレクト扱いとし、語義説明などの共通する部分はザ行上一段動詞およびサ行五段動詞の方に記します。

  • ザ行上一段化:論ずる(ロンずる)→ 論じる(ロンじる)
    • 論じる」として立項する。
    • 論ずる」も立項するが、「論じる」へのソフトリダイレクトとする。
  • サ行五段化:託する(タクする)→ 託す(タクす)
    • 託す」として立項する。
    • 託する」も立項するが、「託す」へのソフトリダイレクトとする。

ただし、「~ずる」「~する」の形でしか用例がないなど、上記基準でうまくいかない場合には「~ずる」「~する」の方を通常項目にして構いません。

見出し 編集

項目名が漢字表記されている場合、品詞下の見出し表示は '''[[空]] [[港]]'''(くうこう) のようにして、漢字へのリンクと読み仮名を記してください。項目名が平仮名表記の場合は'''かく'''【[[書]]く・[[描]]く】のようにして読み仮名と漢字へのリンクを記してください。

参照 編集