biribiri
キクユ語
編集語源
編集Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス12」で、他に同クラスの4音節語幹語には ndarubiini、kĩandarũũa などがある。
- 〔キアンブ方言〕IPA: /βìɾìβíɾíꜜ/
- 〔カベテ方言〕Kagaya (1981:7,9) によると孤立形は [βìɾìβíɾí] で、後ろに nĩ がある場合は [βìɾìβíɾì] または [βìɾìβíɾí]、前に nĩ がある場合は [βíɾìβíɾí]、前に ti がある場合は [βíɾíꜜβíɾí] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られるが、この変動のパターンは ithandũkũ と同様のものである[2]。
- 〔リムル方言〕湯川 (1981) では mũthũ、mũcibi、mũkebe、gĩkabũ(複数: ikabũ)、njata、gĩthii、mũthee、ihũa(複数: mahũa)、gĩcanũri、ndigithũ、ithanwa、kang'aurũ、mwatũka、kĩĩruru、mwĩthũa、mũũhau(複数: mĩĩhau)、ndarathini〈果物の一種〉、Gĩgĩkũyũ などと同じアクセントの型に分類されている[3]。
- Kagaya (1982:34) によると孤立形は [βìɾìβìɾì] で、後ろに nĩ がある場合は [βìɾìβìɾìꜜ]、前に nĩ がある場合は [βíɾìβìɾì]、前に ti がある場合は [βíɾíβíɾíꜜ] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られるが、この変動のパターンは mũgũrũki と同様のものである[5]。
- 〔ンディア方言〕IPA: /βìɾìβìɾì/
- Kagaya (1982:37) によると後ろに nĩ がある場合は [βíɾíβíɾí] となり、それ以外の場合はニェリ方言と同様であるが、この変動のパターンは mũgũrũki と同様のものである[5]。
名詞
編集biribiri クラス9/10(複数: biribiri)
- 唐辛子。
脚注
編集- ↑ "biribiri" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 29. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ Kagaya, Ryohei (1981). "An Analysis of Tonal Classification of Noun in the Kabete Dialect of Kikuyu." In Journal of Asian and African Studies, No. 22, 1–20.
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ Ford, K. C. (1975). "The Tones of Nouns in Kikuyu." In Studies in African Linguistics, Volume 6, Number 1, pp. 49–64.
- ↑ 5.0 5.1 Kagaya, Ryohei (1982). "Tonal Analysis of Kikuyu Nouns in Three Dialects: Murang'a, Nyeri and Ndia." In Journal of Asian and African Studies, No. 24, 1–42.