ithandũkũ
キクユ語
編集語源
編集スワヒリ語 sanduku と何らかの関係があると思われる[1]。
- IPA: /ìðàndókóꜜ/
- 〔キアンブ方言〕
- 〔カベテ方言〕Kagaya (1981:7,9) によると孤立形は [ìðàndókó] であるが、後ろに nĩ がある場合は [ìðàndókò né] もしくは [ìðàndókó né] で、前に nĩ がある場合は [né íðàndókó]、また前に ti がある場合は [tí íðánꜜdókó] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる[2]。
- 〔リムル方言〕湯川 (1981) では mũthũ、mũcibi、mũkebe、gĩkabũ(複数: ikabũ)、njata、gĩthii、mũthee、ihũa(複数: mahũa)、gĩcanũri、ndigithũ、ithanwa、kang'aurũ、mwatũka、kĩĩruru、mwĩthũa、mũũhau(複数: mĩĩhau)、ndarathini〈果物の一種〉、Gĩgĩkũyũ などと同じアクセントの型に分類されている[3]。
名詞
編集ithandũkũ クラス5(複数: mathandũkũ)
- 箱。
脚注
編集- ↑ "ithandũkũ" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 493. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ Kagaya, Ryohei (1981). "An Analysis of Tonal Classification of Noun in the Kabete Dialect of Kikuyu." In Journal of Asian and African Studies, No. 22.
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。