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瑕瑾
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瑕釁
および
瑕衅
も参照。
日本語
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名詞
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瑕
瑾
(
かきん
元の漢語は「
瑕釁
」、「
瑕
」はきず、「
釁
」は隙間で、玉の表面などのきずを意味したものであるが、美しい玉を意味する「
瑾
」は、日本において音を借りた表現)
物の
きず
、
割れ目
、
いたみ
。
あやまち
、
欠点
、
短所
。
父弥一右衛門は一生
瑕瑾
のない御
奉公
をいたしたればこそ、故殿様のお許しを得ずに
切腹
しても、
殉死
者の列に加えられ、
遺族
たる
それがし
さえ他人にさきだって御
位牌
に御
焼香
いたすことが出来たのである。(
森鴎外
『阿部一族』)
仲違い
になること、
怨隙
。
はじ
、
恥辱
。
ことに、板倉本家は、
乃祖
板倉四郎左衛門勝重以来、
未嘗
(
いまだかつて
)
、
瑕瑾
を受けた事のない名家である。(
芥川龍之介
『忠義』)