飯櫃に形が似ていることから。
いびつな物 (いびつなもの)
- 小判などのこと。
- 坐に居る程の者へ片端から、いびつな物一枚つゝの祝儀に、三味線の音も一段高くなる思ひなし、――山東京山「三国小女郎物語」『校訂 京山全集』博文館〈続帝国文庫 第17編〉、1909年12月、再版、702頁。
- * 駕「えゝ分りの悪い爺さんだ、いびつな物といふのは小判の事だアな。――三遊亭円朝「敵討霞初島」『円朝全集』巻の十一、鈴木行三編、春陽堂、1927年11月、553頁。
- 『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、118頁。