かえで【楓・槭・槭樹】
- (衣類, 色) 襲の色の名前で表裏ともに萌葱。
- 紋所の一つでカエデの葉を図案化したもの。
- 子供や女性の小さくかわいらしい手。
かえで【替手】
- (音楽) 日本の伝統音楽で、本手と和して合奏するためにつくられた第二の旋律。かえて。
- 「変えなければいけないでしょう、今までになかったのでもよろしい。そして、音を複雑にするために、高いのと低いのがほしい。以前(もと)からある替手(かえで)というものとは違った意味で――」/ 箏の調子を低くしろということは、これは凡手(ぼんしゅ)には言えないことだ。(長谷川時雨『朱絃舎浜子』1938年)