さけぐせ【酒癖】
- 飲酒して酔った際に出る(あまり好ましくない)癖。
- 大尉はひどい酒飲みでした。葡萄酒のブランデーとかいう珍しい飲物をチビチビやって、そうして酒癖もよくないようで、お酌の女をずいぶんしつこく罵るのでした。――太宰治 (1946年). “図書カード:貨幣”. 青空文庫. 2023年5月21日閲覧。
- 左にいるのが納屋孝之助、右が掛札五枚めの村田市之丞、まん中にいるのは次席師範代の川地東吾である。川地はふだんは温和しいが、ひどく酒癖が悪くて、酔うと手のつけられないようなことがよくあった。――山本周五郎 (1955年). “図書カード:花も刀も”. 青空文庫. 2023年5月21日閲覧。