日本語編集

助動詞編集

たがる【稀・古用:がる】

  1. (動詞・助動詞の連用形に付き)何かをたい様子を見せる
    • 1930年、野村胡堂「悪魔の顔」[1]
      顔馴染の酒井博士は、相手を無闇に書き度がる新聞記者でないと知って、これだけの事を説明してくれました。
    • 1939年、吉川英治「茶漬三略」[2]
      人々は時の天下様である太閤の氏素姓を知りたがった。羽柴筑前守秀吉あたりから後のことは、誰でも知っていたが、その以前の彼を知りたがった。
    • 1942年、豊島与志雄「市郎の店」[3]
      それでも、市郎がしきりに夜店に出たがりますので、お母さんは、店を預ってるおかみさんと相談して、土曜日と日曜日との晩だけなら――とゆるしてくれました。

用法編集

普通は、話し手または書き手以外、すなわち自分以外について述べるときに使う。

活用編集

未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用型
たがら
たがろ
たがっ
たがり
たがる たがる たがれ 動詞五段型

語源編集

助動詞「たい」の語幹「た」 + 接辞尾「がる

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  1. 青空文庫(2015年9月1日作成)(底本:「野村胡堂探偵小説全集」作品社、2007年4月15日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001670/files/56701_57393.html
  2. 青空文庫(2013年1月23日作成)(底本:「柳生月影抄 名作短編集(二)」吉川英治歴史時代文庫、講談社、2007年4月20日第12刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52453_49999.html
  3. 青空文庫(2012年1月3日作成)(底本:「日本児童文学大系 第一六巻」ほるぷ出版 、1977年11月20日初刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/45065_46681.html