日本語

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語源

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英語 prototype からの借用語

名詞

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プロトタイプ

  1. 原形模範典型手本
    • 1927年、芥川龍之介「闇中問答」[1]
      いや、決して独創的ではない。第一誰が独創的だつたのだ? 古今の天才の書いたものでもプロトタイプは至る所にある。就中僕は度たび盗んだ。
    • 1949年、三好十郎「恐怖の季節」[2]
      演劇芸術のプロトタイプが、人間の生きている現実の人生であり、なければならぬ事など深くも考えなかったことは、もちろんである。
  2. 試作品見本
    • 1994年、富田倫生「パソコン創世記」[3]
      一九八二(昭和五十七)年四月、西はテキサス州フォートワースのタンディに、仕上がったばかりのハンドヘルド機のプロトタイプを持ち込んだ。
    • 2016年、経済産業省「ものづくり白書」[4]
      製品開発に取り組むものづくりベンチャーにとっての最初の目標は、プロトタイプの製作である。
  3. (認知心理学, 認知言語学)カテゴリー中心となる代表的事例。「AといえばBだ」のような言い回しができるときのBのこと。
  1. 青空文庫(1998年3月23日公開、2004年2月17日修正)(底本:「現代日本文学大系43芥川龍之介集」筑摩書房、1968年8月25日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/18_14822.html 2020年8月23日参照。
  2. 青空文庫(2008年12月12日作成)(底本:「叢書名著の復興1 恐怖の季節」ぺりかん社、1966年12月1日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001311/files/48363_34007.html 2020年8月23日参照。
  3. 青空文庫(1997年9月5日公開、2013年8月16日修正、CC BY 2.1 JP公開)(底本:「エキスパンドブック版 パソコン創世記」ボイジャー、1995年2月)https://www.aozora.gr.jp/cards/000055/files/365_51267.html 2020年8月23日参照。
  4. 『2016年版ものづくり白書』「第1部1章3節 市場の変化に応じて経営革新を進め始めた製造企業」(経済産業省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2016/html/honnbunn/101032_4.html 2020年8月23日参照。