先んずれば人を制す

日本語

成句

先（さき）んずれば人（ひと）を制（セイ）す

1. 人より先に事を行えば、相手を押さえつけることができ、勝つことができる。
   • そんなにやつらが、拙者を狙っているなら、今宵これから拙者が単身下妻の城下へ乗り込んで、大通りにふんぞりかえって、眠って見せてやろうと考える。朝になればどうせ拙者を見つけて、大さわぎをするであろうが、そこで拙者が、眼を擦りこすりむっくり起き上って、下妻城下のやつらを白眼（にら）みかえして帰って来るのだ。先んずれば人を制す。こうして出はなを挫いてやれば、さぞ痛快だろうではないか？（林不忘 『平馬と鶯』）

由来

• 『史記・項羽本紀』「先即制人、後則爲人所制。」
• 『漢書・項籍伝』「先發制人、後發制於人。」

関連語

• 先手必勝

翻訳

• 中国語: 先即制人 ^(zh), 先發制人/先发制人