さきんずる
日本語
編集動詞
編集さきんずる【先んずる】
- (自動詞) 他よりも先に進む。先に起こる。先んじる。
- モー少し早く僕が手紙を出しておくとまだよかったけれども手後れになったため向うの方に先んぜられた。(村井弦斎「食道楽」)〔1903年〕[1]
- (他動詞) 物事を、他よりも先に進める。先に起こさせる。先んじる。
- 実は御指摘のように、飛行機というものは本当に日進月歩いたしまして、新しい機種がどんどんと出てきますので、これに追いつくと言いますか、これを先んずるということが非常に必要なわけでございます。(荒木茂久二、第22回参議院運輸委員会)〔2009年〕[2]
- (他動詞) ある期間分を先行する。先んじる。
活用
編集活用と結合例
ことわざ
編集註
編集- ↑ 青空文庫(2010年8月5日作成、2019年8月1日修正)(底本:「食道楽(上)」岩波文庫、岩波書店、2008年11月5日第5刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000810/files/49947_40166.html 2019年10月7日参照。
- ↑ 「第22回国会参議院 運輸委員会議事録 第4号(昭和30年5月10日)」p. 8. 国会会議録検索システム http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/022/0016/02205100016004.pdf 2019年10月7日参照。
- ↑ 青空文庫(2005年5月19日作成、2005年12月11日修正)(底本:「相馬愛蔵・黒光著作集4」郷土出版社、1981年6月5日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000342/files/2391_18586.html 2019年10月7日参照。
- ↑ 青空文庫(2010年5月30日作成、2011年4月4日修正)(底本:「黒船前後・志士と経済他十六篇」岩波文庫、岩波書店、1981年7月16日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001263/files/50366_39440.html 2019年10月7日参照。