日本語 編集

名詞 編集

(あくすい、おすい)

  1. 水田や畑からの排水、あるいは排水できずに作物の生育に害を為す水。
    • 下流の渋川方面には時局のおかげで、いろいろの工場が設立されて毒水を流す。白根山の悪水は年々、濃度が高くなる。(佐藤垢石 『魔味洗心』)
  2. 飲用できない水、転じて汚水を指す場合もある。
    • どろりとした汚い悪水( おすい )が、身動きもせず、ひしひしと家一ぱいに這入っている。(伊藤左千夫 『水害雑録』)