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成句

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(ししるいるい)

  1. (「死屍」は遺体、「累累」は多くのものがつもり重なった様)数多くの死体が折り重なって転がっている様子。
    • そうしてそれらの愛に生きるものが重ならないばかりに隙間なく清水谷から弁慶橋へ続いて、互に睦まじく浮いていると、通り掛りの小僧だの閑人が、石を打ちつけて、無残にも蛙の夫婦を殺して行くものだから、その数がほとんど勘定し切れないほど多くなるのだそうである。「死屍累々とはあの事ですね。それが皆夫婦なんだから実際気の毒ですよ。つまりあすこを二三丁通るうちに、我々は悲劇にいくつ出逢うか分らないんです。」(夏目漱石『門』)
  2. (比喩)ある事業などがうまくいかず、数多くの関係者に被害が生じた様。