削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
→‎アイヌ語: 雅語の口語での用法、汎称の整理・注釈、意味追加
9行目:
 
*(雅語)
# 一人称単数{{s}}。我に、我を。我の(‐位置名詞)。
# 一人称複数{{p}}。我等に、我等を。我等の(‐位置名詞)。
:(用法)引用文、物語の中では、口語でも使う。
*(口語)
# 包括的 一人称複数{{p}}。(相手を含む)我々に、我々を。私達に、私達を。cf. [[un=]]
# 尊敬の二人称(単数・複数){{s}}。(通例女性から男性へ)あなた(方)を、あなた(方)にcf. [[e=]]
# 引用一尊敬の二人称(単数・複数){{p}}。(引用文、物語の中で通例女性から男性へ私(あなち)を方に私(あなち)に方をcf. [[eci=]]
:(用語)尊敬の二人称は「敬相」とも呼ばれる。
# 不特定・一般称。ものを。誰かを。何かあるものを。(世間の)ひとを。
*(特殊)
# それを(環境・慣用によって相互に了解できる何物か)。アイヌ文化上の無生物。→[[nupuri]], [[nay]]
# 判然と示さず、(何かある)物を。他動詞を自動詞化する。さらにそのままの形で名詞に転用できる。
# 感嘆詞の{{pref}}。誰かを。(世間の)ひとを。(汎称/不定称/一般称/四人称などと呼ばれる)。
:(造語力)現在、これらの意味は熟語の中でしか使われず、新語の造語力はほとんどない。
:(修辞)これらの意味では(特に造語成分を示す場合を除き)i= と書かず、i の形でそのまま接頭する。
 
主格人称接辞(稀)
 
# 名詞に付いて、一人称単数{{s}}。'''私の'''。後続句の押韻による。本来は [[a=]]。
# 名詞に付いて、三人称。'''彼の'''。本来は不要(ゼロ ø= ということ)。
# 動詞に付いて、'''それが'''(環境・慣用によって相互に了解できる何物か)。
# 第II類の{{verb}}に付いて、手段方法の不定詞。'''……することを。'''この意味では、通常 [[ci=]] を使う。
# 受動態の形式主語。'''訳出しない'''。分詞形容詞(過去分詞・現在分詞)としては、通常 [[ci=]] を使う。
 
{{-rel-}}