瓢箪から駒が出る(ひょうたんからこまがでる。しばしば、「瓢箪から駒」と略して用いる)
- (瓢箪くらいの大きさのものから、駒すなわち馬のように大きなものが出るようなありえない状況から)冗談や誤解で言ったことが意図せずに実現してしまうこと。
- 学者はそう誤認し、中国では上のように藎草が黄色を染める染料になるので、そこで日本で藎草と思いつめていたコブナグサが染め草となったものであろう。すなわち名の誤認から物の誤認が生じた訳で、つまり瓢箪から駒が出たのである。染料植物でないものが染料植物に化けたのである。(牧野富太郎 『植物一日一題』)