白眉
日本語
編集名詞
編集- 優れたものがならぶ中で特に優れたもの。
- 伊豆諸島出来のクサヤの干もの、これは上方の食通には、嗅覚が堪えられないと敬遠されるものであるが、美味さにおいて干もの中の白眉であると言えよう。(w:北大路魯山人 『小ざかな干物の味』)
由来
編集三国志・蜀書・馬良伝
【白文】
- 馬良字季常、襄陽宜城人也。兄弟五人、並有才名、郷里為之諺曰、馬氏五常、白眉最良。良眉中有白毛、故以称之。
【訓読文】
- 馬良、字は季常、襄陽宜城の人なり。兄弟五人、並びて才名有り、郷里之を諺と為して曰はく、「馬氏の五常、白眉最も良し」と。良の眉中に白毛有り、故に以って之を称す。
【現代文】
- 馬良、字は季常、襄陽宜城の人である。兄弟五人とも、並んで才能があった。郷里では、「馬氏の五常の中でも、白眉の良が最も良し(『良』をかけたしゃれである)」とことわざのように言った。馬良の眉の中に白毛が有ったので、このことを言っているのだ。
中国語
編集名詞
編集- 居並ぶ中でも特に優秀な人物。