日本語

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名詞

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(けっかく)

  1. (地質学) 土壌堆積岩の中にある周囲より固い団塊ノジュール
  2. (病気) 結核菌により起こる結節のような病変。また、結核菌によって起こる疾患総称。特に肺結核

語源

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語義2

  • 1830年代、欧米における医学・解剖学の進展により、肺結核患者の肺に小さな瘤が見られることがわかり、19世紀半ばにラテン語で"tuberculosis"("tuberculum";"tuber"(瘤・しこり)の指小語+"-osis")と名付けられ、それはオランダ語で"tuberculose"などと呼称されていたところ、1857年、緒方洪庵が訳書『扶氏経験遺訓』で意訳したもの。

関連語

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中国語

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名詞

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(jiéhé 簡体字:结核)

  1. 周囲と異質の組成をもつ塊、しこり
  2. (病気) 結核菌によって引き起こされる疾病

語源

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語義2

  • 19世紀末までは、「肺癆/肺勞」が一般的であったが、20世紀になり、日本の影響を受けて、結核の呼称が一般的になった[1]

脚注

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