日本語 編集

成句 編集

とりなきさと蝙蝠こうもり

  1. 鳥がいないところでは、ただ飛べるというだけでコウモリが偉そうにする、あるいは偉そうに見えることから、ある分野に関して、本当に優れた人がいないところでは、ちょっとその分野に知識等があるだけで、その道の権威然とすることのたとえ。「鳥なき島の蝙蝠」とも。
    • お弟子も大分来てくれるようになり、私は昼間は箏を教えて、夜は鳥なき里のこうもりとでも言おうか、私の下手な尺八をおじさん達に教えていた。(宮城道雄 『私の若い頃』)

類義表現 編集

翻訳 編集

以下、エラスムスによる同様の言葉 in regione caecorum rex est luscus の各国語訳

関連項目 編集

  • 長宗我部元親 
    織田信長鳥なき島の蝙蝠(大きな敵のいない四国で覇を唱えて偉そうな顔をしている者)と言われた戦国武将。