Wiktionary:正確性検証中/検証方法の詳細
正確性を検証する方法は以下のものがあげられています。
- 辞書等での記載があるかどうかを調査します。市販の辞書だけでなく、インターネット上の外部辞書での検証も行います。
- 日常会話やインターネット上で使われるような一般的な用例など客観的な使用例を示す。日本語以外の言語ならば、当該言語Wiktionaryへの問い合わせ結果とを参照します。
この方法の詳細は以下のとおりです。
- 「辞書等での記載」における辞書とは、市販の出版物に限らずインターネット上のものでもかまいませんが、執筆者が言語学者又はそれに準ずる言語能力に関する権威であることを必要とします。したがって、著作者の言語能力の検証ができないネット上の辞書の場合、さらに、その著作者が言語を定義するのに相応しい学識を有していることを証明することを要します。市販の出版物であれば、この検証後、流通経路に乗せられたということで、著作者の学識は証明されたと推定できると考えます。但し、自費出版的なものや、パロディー的なもの(A.ビアス『悪魔の辞典』など)は、市販の辞書の範囲に含みません(『悪魔の辞典』等を著作権を侵害しない範囲で例文に掲載するのは特に問題はありません)。市販の辞書については、掲載されている辞書名(出版社名含む)の紹介でもかまいませんが、稀少本などで実在確認が難しい場合は著作権法の認める方法により引用をお願いするときがあります。
- インターネット上の辞書には他言語版Wiktionaryを含みますが、以下の点に注意してください。
- 当該言語と同一言語版に掲載されていることが望ましいですが、同一言語版にない場合や当該言語が理解できる人が少ない場合、英語版、フランス語版、中国語版など日本語版において理解者が多いと考えられる他言語版への掲載でも、これに代えることができます。但し、この場合、用例のページなど(1.とは異なり、アマチュアのものでもかまいません)で補強されることが望まれます(必須ではありません)。
- いたずら目的のものを排除するため、一定の掲載期間(1ヶ月程度)経過しているものであること。
- 掲載のない場合、当該言語版Wiktionaryへの、問い合わせと回答で証明することができます、但し、この場合、日本語版で複数の利用者が理解できる英語等の言語により対応願います。
- 上記辞書の方法によることができず、日常会話やインターネット上で使われるような一般的な用例など客観的な使用例については、以下の方法により用法(定義)が枯れていることを証明します。使用例が数多いことは、必要ではありませんし、統計学的処理により検証されている場合を除き、定義の正確性を証するものでもありません。
- 公文書(著作権法第13条に記載されるもの)において、引用文ではない地の文に記載されており、前後の文章により、定義が確定できること。
- 複数の著名な文学者等により、市販の出版物又はそれに準ずるものにおいて使用されていること。
- 著者の著名性は、WPに安定的に掲載されている、市販の書籍において著名な文学者の翻訳者であること等を目安とします。
- 市販の出版物については、掲載されている書籍名(出版社名含む)の紹介でもかまいませんが、稀少本などで実在確認が難しい場合は著作権法の認める方法により引用をお願いするときがあります。
- フィクションおいて、作品の効果として特定の定義が与えられているものは除外されます。