- Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス14」、3音節語幹で、他に同クラスの語には thabai などがある[1]。
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:99) によると孤立形は /ìkàm̀búɾú/ で、後ろに rĩĩrĩ〈この〉が続く場合も /ìkàm̀búɾú ɾèèɾé/、rĩakwa〈私の〉が続く場合も /ìkàm̀búɾú ɾèàkóá/、後ろに nĩ がある場合も /ìkàm̀búɾú né/ であるが、前に nĩ がある場合は /né íkàm̀búɾú/、前に ti がある場合は /tì íkáḿbúɾù/ となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[2]。
- 〔ナイロビ方言〕湯川 (1985:196,199,201) で孤立形や、後ろに rĩakwa、前に nĩ や ti がある場合について分析されているが、このうち孤立形が /ìkàm̀bùɾù/、前に ti がある場合に /tí íkáḿbùɾù/ となる点以外はリムル方言と同じである。また、前に kũhe(動詞〈与える〉の不定形)がくる場合には /kòhɛ̀ íkàm̀bùɾù/(湯川 1985: 202)、同じく gũthika(動詞〈埋める〉の不定形)がくる場合にも /ɣòðìká íkàm̀bùɾù/(湯川 1985: 203)となる[3]。
ikamburu クラス5(複数: makamburu)
- 臼歯。