mahĩtia
キクユ語
編集- IPA: /mà.hè.tiá/
- Armstrong (1940:217) は maheti͜a と表しており、-tia を1音節と見做していることが窺える。また、前に ti を置いて Ti mahĩtia.「間違いではない。」と言い切る場合は ti を含めて「高高高中」となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる[1]。その他の声調もしくはアクセントに関する情報は ihĩtia を参照。
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:90) によると孤立形は /màhètìà/ であるが、後ろに maya〈この〉が続く場合は /màhètíá màjà/、makwa〈私の〉が続く場合も /màhètíá mààkóá/、後ろに nĩ がある場合も /màhètíá né/ で、前に nĩ がある場合は /né máhètíá/、前に ti がある場合は /tì máhétìà/ となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[2]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[3]。
名詞
編集mahĩtia クラス6
脚注
編集- ↑ Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
- ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.