キクユ語

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異表記・別形

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発音(?)

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  • IPA: /ndʑɛ́nɛ̀ːníꜜ/
2音節目の e は長母音である[1]
Armstrong (1940:52) では最も低い音節を1とした場合、孤立形における声調が「312」となる全体が3音節の語として njingirinjenenikĩonothe の3語が挙げられている[2]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス8」で、他に同クラスの3音節語幹語には gĩtayaayangũngũniweereerebaatĩrĩ などがある。
  • 〔キアンブ方言〕
  • 〔リムル方言〕湯川 (1981:101) によると孤立形は [ǹdʑɛ́nɛ̀ɛ̀ní] で、後ろに ĩno〈この〉が続く場合も [ǹdʑɛ́nɛ̀ɛ̀ní énɔ́]、yakwa〈私の〉が続く場合も [ǹdʑɛ́nɛ̀ɛ̀ní jáákòà]、後ろに がある場合も [ǹdʑɛ́nɛ̀ɛ̀ní né] であるが、前に がある場合は [ńdʑɛ̀nɛ̀ɛ̀ní]、前に ti がある場合は [ńdʑɛ́nɛ̀ɛ̀ní] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[3]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[4]。湯川 (1981) では njeneeni として gĩcigĩrĩrangũngũninjegeekegĩtumumuitararakĩĩhuruta などと同じアクセントの型に分類されている[3]

名詞

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njeneni クラス9/10(複数: njeneni)(指小形: gaceneni

脚注

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  1. "njeneni" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 332. Oxford: Clarendon Press.
  2. Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
  3. 3.0 3.1 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
  4. 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.