あっと頂戴鏡立て(あっとちょうだいかがみたて)
- 物を貰おうとするときに言う「頂戴」を洒落て言ったもの。
- でく「直様是へ参上致せば暫時御免を頂戴鏡立――中西貞行『名末世千代田松』中西貞行、1895年1月、75頁。
- こりや三宝かな、是れで頂戴するかな、頂戴鏡立とはどうぢや。――「天竺徳兵衛」『世話狂言傑作集』第2巻、春陽堂、1925年3月、72頁。
- いや、是は頂戴鏡立といたしませう。――「五大力」『世話狂言傑作集』第4巻、春陽堂、1925年7月、72頁。
- アノ此扇九に。サア早ふ。然らば頂戴月行事。伊吉は扇九の此羽織直に頂戴鏡立。姿見交す太鼓持。――「いろは歌義臣鍪」『忠臣蔵浄瑠璃集』博文館〈帝国文庫(第11編)〉、1929年3月、274頁。
- 「西沢文庫皇都午睡初上の巻」『新群書類従』第1、国書刊行会、1906年4月、483頁。