あっ
日本語
編集感動詞
編集あっ
- 驚いたり感動したときに思わず発する語。
- 尾田はあっと小さく叫んで一歩後ずさり、顔からさっと血の引くのを覚えた。――北條民雄 (1936年). “図書カード:いのちの初夜”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。
- 兄妹が、一歩室内に足をふみ入れたとたん、とつぜん「うーう、わわわわ、わん」と足もとに吠えついたものがあった。マリ子はびっくりして、あっと叫ぶなり、正太の腕にすがりついた。見れば、それは一頭の小牛ほどもあろうという猛犬だった。――海野十三 (1939年). “図書カード:人造人間エフ氏”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。
- 「あっ」と叫んで眼を抑えながら母さん狐のところへころげて来ました。――新美南吉 (1943年). “図書カード:手袋を買いに”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。
- だんだん、下にさがるほど、鉄骨の幅が広くなって、展望台のすぐ上まできたとき、長島君は、思わず「あっ。」と、声をたてました。――江戸川乱歩 (1960年). “図書カード:電人M”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。