かてめし
(かて飯から転送)
日本語
編集名詞
編集- 米と一緒に米以外の穀物・豆・野菜・海草などを混ぜて炊いた飯。かつて貴重な米を食い延ばすために作った日常食である。肉・魚・きのこのような良い味が出る材料が入ると、炊き込みご飯という。混ぜる材料が穀物(雑穀)・豆などに限られても、その地方・家庭でご馳走として食べられる(御強(wp)など)なら、かて飯とは言わない。
語源
編集混ぜ合わせる意味の糅てるを語源とする。
これが転じて、糅飯と言い、大根飯、麦飯などを指すとされる。
(異説)学界にも依然異論があり(糅飯は、『穀物の食い延ばしをはかる目的の日常食なので、麦飯・玄米食などを含まない』と言う概念と、上記の説の矛盾を指摘する。=穀物節約食、飢饉・備荒食説)は残る。こちらの説を一部の辞書でも採用