- (東京式) わずかに [wáꜜzùkànì] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [ɰᵝa̠zɨᵝka̠ɲ̟i]
わずかに【僅かに、纔かに 】
- 差が非常に少ないさま。
- 金は思ったより少なく、二十両をわずかに越しているばかりであった。(菊池寛「恩讐の彼方に」)
- それをするのがやっとであるさま。
- かつて父から聴かされた二、三種の怪談めいた小話をぽつぽつと弁じて、わずかに当夜の責任を逃がれることとした。(岡本綺堂「父の怪談」)
- それよりも起こるべくしてわずかに起こらないでいるあらゆる過失や危険の芽を摘発し注意を与える事がいっそう有益である。(寺田寅彦「一つの思考実験」)