日本語 編集

語源 編集

重い」を意味するギリシア語 βαρύς (varýs) に因む。アルカリ土類金属の中では重い部類であることから。日本語では宇田川榕菴の『舎密開宗』(1837) にラテン語 barium の音写の「拔𠌃母/バリウム」として現れる[1][2]

発音 編集

名詞 編集

 
バリウム

バリウム

  1. (元素) 原子番号 56、元素記号 Ba金属元素アルカリ土類金属単体は、常温常圧では銀白色の固体
  2. (俗語, 化学物質) 硫酸バリウムレントゲン写真造影剤として使われる。

関連語 編集

翻訳 編集

参照 編集

  1. 宇田川榕菴舎密開宗、巻1、1837、10ページ:
    ノ韻ヲ歩𬼀左ニ列舉シ以テ初學ノ記誦ニ便ス。漢名譯名、蘭名ハ其下ニ嵌註シ別名ハ篇中條下に讓テ録セズ
    […]〔波〕拔𠌃母バリウ゚ム スワール、アールド、メタール 巴爾剌冑母パルラヂウ゚ム
  2. 藤原鎭男、岡本有子、『舎密開宗における現代化学用語』