ホルトノキ(ホルトの樹)
ホルトはポルトガルの転訛[2]。ホルトノキの呼称は本来はオリーブを指すものであった[1]が、平賀源内が紀州(現和歌山県)湯浅の深専寺で目にした本種をオリーブと誤同定して『紀州産物志』(1762年)や『物類品隲』(1763年)に掲載するなどし、こうした間違いが源内以降の本草学者や明治以降の植物学者にまで継承され、牧野富太郎が指摘を行うまで続いた[3]。