七 転 八 倒(しちてんばっとう, しってんばっとう 「七顚八倒」の「同音の漢字による書きかえ」)
- (「七度転び八度倒れる」の意、七、八は度々を表す)変乱の激しいさま。
- 鈍根の彼はしば/\捉え得たと思うては失い、攫んだと思うては失い、今以て七転八倒の笑止な歴史を繰り返えして居る。(徳冨健次郎 『みみずのたはこと』)
- 激しい痛みに転げまわってもがくこと。
- 痛みはひどかった。七転八倒というほどではないが、エビなりに身をまげて、自然に唸ってしまう程度である。(坂口安吾 『我が人生観 (六)日大ギャング』)