柱に 膠して 瑟を 鼓す
- 頑迷で状況の変化に対応ができないことのたとえ。
- 司馬遷『史記・廉頗藺相如列伝』「『王以名使括,若膠柱而鼓瑟耳。括徒能讀其父書傳,不知合變也。』趙王不聽。遂將之。」。
- 趙の孝成王が、名将であった趙奢の子趙括を秦との戦争の将として任命しようとした時、重臣であった藺相如が、「王様が、趙括を使おうとするのは、琴柱を膠で固定して、瑟(=琴)を弾くようなものです、趙括は父の戦いの記録をよく読んではいるだけで、臨機応変ということを知りません」と止めたが、聞き入れられなかったとの故事より。
- 「琴柱」は、弦の下に入れて移動させることで音程を変えるもので、これを固定すると、音程が変えられなくなり音楽の演奏ができなくなる、