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[[Category:{{jpn}}_{{noun}}_サ変動詞]]
'''[[反]][[対]]'''(はんたい)
#[[対]]になるものの[[一方]]。[[して逆義的]]なも位置にあること
#*「暑い」の'''反対'''は「寒い」。
#*[[論者]]は[[また]]、「女らしさ」とは[[愛]]と、[[優雅]]と、[[つつましやかさ]]とを備えていることをいうのである。その'''反対'''に「女らしくない」ということは、[[無情]]、[[冷酷]]、[[生意気]]、[[半可通]]、[[不作法]]、[[粗野]]、[[軽佻]]等を[[意味]]するのであるといわれるでしょう。([[w:与謝野晶子|与謝野晶子]] 『「女らしさ」とは何か』)
#あるものに対して[[位置]]や向き、[[順序]]、[[ありかた]]、[[言動]]などが[[逆]]の[[関係]]にあること。[[対称的]]、また[[対照的]]であること。
#*目のほうは[[前面]]に二つ並んでほぼ同じ[[方向]]を向いているのに耳のほうは[[両側]]にあって、だいたいにおいて'''反対'''の方向に向いている。([[w:寺田寅彦|寺田寅彦]] 『耳と目』)
#*[[自分]]が口を極めて言うことは、とかく[[世間]]とは'''反対'''になる。([[w:北大路魯山人|北大路魯山人]] 『魂を刳る美』)
#ある[[命題]]に対して[[否定]]を主張すること。
#*清太郎は雪さんとは'''反対'''にNさんに[[世話]]を焼かせたことはない。([[w:芥川龍之介|芥川龍之介]] 『春の夜』)
#[[予想]]や[[意図]]と逆の[[結果]]になること。
#*否、丘の裾に添つたやうな道を[[ぐるぐる]]と廻るやうに、行つても行つてもその岸には出ずに、却つて'''反対'''に松の木の疎らに生えた丘の上へと出て行くのを見るであらう。([[w:田山録弥|田山録弥]] 『赤い鳥居』)
#ある[[命題]]に対して[[否定]]を主張すること。[[提案]]などに否定的な意思表示をすること。
#*[[債務]]の[[弁済]]は、[[第三者]]もすることができる。[[ただし]]、その債務の[[性質]]がこれを許さないとき、又は[[当事者]]が'''反対'''の[[意思]]を表示したときは、この限りでない。(民法第474条)
#*余は以上の如く根本において文芸院の設置に'''反対'''を唱うるものであるが、もし保護金の使用法について、幸いにも文芸委員がこの公平なる手段を講ずるならば、その[[局部]]に対しては[[おおいに|大に]][[賛成]]の意を表するに[[やぶさか|吝か]]ならざるつもりである。([[w:夏目漱石|夏目漱石]]『文芸委員は何をするか』)