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'''ところ'''【[[所]]、[[処]]】
# あることをする[[物理的]]な[[空間]]。[[場所]]。
#*何でも薄暗いじめじめした'''所'''でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。([[w:夏目漱石|夏目漱石]] 『[[w:吾輩は猫である|吾輩は猫である]]』)
## (ある人のところ)ある人がいる場所。(住んでいる場所や、いつも仕事をしている場所など)
##* お盆休みには毎年おじいちゃんの'''ところ'''に行きます。
## 提供する場所、店。
##* そば'''処'''、お食事'''処'''
# (他と[[区別]]される)集団、コミュニティ。
#*映画界という'''所'''は忘れっぽい'''所'''である。([[w:伊丹万作|伊丹万作]] 『映画界手近の問題』)
# あるものや状況に属する性質の一部分、一[[状態]]、一[[状況]]。[[一面]]。
#* 幼いときから内気だった私にとって、お兄ちゃんの陽気で優しい'''ところ'''はとても好きだった。
#* リーダーにばかり人気が集まり、結局おいしい'''ところ'''は全部彼に持って行かれてしまった。
#* 殊に、教養ある相当年配の婦人に扮する場合、今のまま進んだのでは、大に物足りない'''ところ'''がある。([[w:岸田國士|岸田國士]] 『抽斗にない言葉』)
## [[抽象]]的な概念の、それを特徴づける性質の一部分。
##*人間の最奥なる'''ところ'''、之を人間の空と言ひ、造化の最奥なる'''ところ'''、之を造化の霊と言ふ。([[w:北村透谷|北村透谷]] 『万物の声と詩人』)
## 論理的な推論の状態、結論。
##* そのことについていろいろ考えてみたが、結局同じ'''ところ'''に行き着いた。
##* 価値観の違いに基づく議論を続けても仕方がありません。落とし'''どころ'''をみつけませんか。
# 経過の状態、場面、局面。
#* まちの美化活動も、身近な'''ところ'''から始めてみてください。
#* 皆が落ち込んでいた'''ところ'''に、嬉しいニュースが入ってきた。
#* 前半の演技ではミスが一つもなくていい'''ところ'''だったのに、最後に大失敗をしてしまった。
#* お楽しみの'''ところ'''を申し訳ありませんが、もう少し声を小さくお願いできませんか。
#* いま目を覚ました'''ところ'''だ。
#* すぐにも出かける'''ところ'''だ。
# 本来あるべき状況。[[接続助詞]]のように用いることもある。
#* 発言すべき'''ところ'''で発言せず、しなくていい'''ところ'''で発言する。
#* 日比谷駅で持ち合わせする'''ところ'''(を/が)、渋谷駅へ行ってしまったらしい。
# (「動詞 + [[た]]」に接続、接続助詞のように用いる)時系列にそって説明するように接続する。
#* 試しに電源をつないでみた'''ところ'''、故障して使えない状態であることが分かった。
#(接続助詞のように用いて)〜のような態度で言うと。〜の観点では。
#*正直な'''ところ'''、簡単に勝てる相手ではない。
#*私の見た'''ところ'''、勝機は十分にありそうだ。
# ある[[行為]]の[[対象]]。
#* 目のつけ'''どころ'''がよい。
#*この際にあたりて、ひとり我が義塾同社の士、固く旧物を守りて志業を変ぜず、その好む'''ところ'''の書を読み、その尊ぶ'''ところ'''の道を修め、日夜ここに講究し、起居常時に異なることなし。([[w:福沢諭吉|福沢諭吉]] 『中元祝酒の記』)
 
===={{comp}}====
*{{ふりがな|台所|だいどころ}}
*{{ふりがな|勘所|かんどころ}}
*[[ところが]]
*[[ところせまし]]
*[[ところで]]
 
===={{trans}}====
語義1: 場所
*{{en}}: {{t|en|place}}, {{t|en|location}}, {{t|en|position}}
*{{zh}}: {{t|zh|地方}}