門前の小僧習わぬ経を読む

日本語 編集

成句 編集

門前モンゼン小僧こゾウならわぬキョウ

  1. (寺の門前で遊んでいる小僧(この場合近所の子供)でも、いつも見聞きをしていれば、習わない経が読めるようになるように)繰り返し見聞きできる環境におけば、自然とその知識がつくようになるものであるということ。しばしば、「門前の小僧」の句で用いられる。
    • 門前の小僧は習わぬ経を誦む」鍛冶屋の嫁は次第に鉄の産地を知る。(山田美妙『武蔵野』)

参照 編集

  • 上方いろはがるた:餅は餅屋
  • 尾張いろはがるた:桃栗三年柿八年
  • 幸田露伴『東西伊呂波短歌評釈』
    • 東のは薫染の力の大なるをいひ、西のは当業の技の優れたるを云へる、意は異なれど、勝劣無きに近し。