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名詞

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速度(こうそくどこう)

  1. 工具鋼の区分の一つで、タングステンモリブデンなどの合金元素添加と熱処理によって高い硬度を持たせた切削加工として用いると、他の工具鋼よりも高速で切削できる。高速度工具鋼ハイス
    • 株式会社日本電気製鋼所は名古屋市熱田に工場を有し目今二噸、五噸各一基の電気炉を用いて高速度鋼を製出し居れり(中外商業新報「本邦鉄鋼業の現勢」)〔1917年〕[1]
    • だが高速度鋼のカッターは、鋳物を、ナイフで大根でも削るように削る。(葉山嘉樹「海に生くる人々」)〔1926年〕[2]
    • すなわち工具が著しく改善されて高速度鋼から超硬合金に移行すると同時に、工作機械も進歩して高速回転が可能となつたので(科学技術庁「昭和37年版科学技術白書」)〔1962年〕[3]

翻訳

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  1. 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 製鉄業(02-040)「中外商業新報 1917.9.7-1917.9.13 (大正6)」 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00045319&TYPE=IMAGE_FILE&POS=1&LANG=JA
  2. 青空文庫(2004年1月9日作成)(底本:「海に生くる人々」岩波文庫、岩波書店、1986年7月16日第20刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000031/files/863_22418.html 2019年12月28日参照。
  3. 『昭和37年版科学技術白書』§10.I.2.(文部科学省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa196201/hpaa196201_2_152.html 2019年12月28日参照。