gĩcanũri
キクユ語
編集語源
編集- IPA: /ɣèɕànóɾǐꜜ/
- Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス10」で、他に同クラスの3音節語幹語には gĩting'ũri、ndigithũ、kĩĩgunyĩ などがある。
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕IPA: /ɣèɕànóɾíꜜ/
- 湯川 (1981:88) によると孤立形は [ɣèɕànóɾí] であるが、後ろに gĩkĩ〈この〉が続く場合は [ɣèɕànóɾì ɣééké]、後ろに gĩakwa〈私の〉が続く場合も [ɣèɕànóɾì ɣéákóá]、後ろに nĩ がある場合も [ɣèɕànóɾì né] で、前に nĩ がある場合は [né ɣéɕànóɾí]、前に ti がある場合は [tì ɣéɕánóɾì] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[2]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[3]。湯川 (1981) では mũthũ、mũcibi、mũkebe、gĩkabũ(複数: ikabũ)、njata、gĩthii、mũthee、ihũa(複数: mahũa)、gĩcanũri、ndigithũ、ithanwa、kang'aurũ、mwatũka、kĩĩruru、mwĩthũa、mũũhau(複数: mĩĩhau)、ndarathini〈果物の一種〉、Gĩgĩkũyũ などは同じアクセントの型に分類されている[2]。
名詞
編集- 櫛。
参照
編集脚注
編集- ↑ "gĩcanũri" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 46. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 2.0 2.1 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123. 引用エラー: 無効な
<ref>
タグ; name "yy1981"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.