ndigithũ
キクユ語
編集- IPA: /ndìɣíðǒꜜ/
- Armstrong (1940:262) によると、前に ti を置いて Ti ndigithũ.「水瓶ではない。」と言い切る場合は最も低い音節を1とすると、ti を含めて「2、2、1、1かつ昇」となる[1]。Benson (1964:xxx–xxxi) によると孤立形の声調パターンは「1、2、1かつ昇」であるが、前に nĩ を置いて Nĩ ndigithũ.「水瓶である。」と言う場合は nĩ を含めて「3、1、2、1かつ昇」、前に ti を置いて Ti ndigithũ.「水瓶ではない。」と言う場合は ti を含めて「3、3、2、1かつ昇」となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス10」で、他に同クラスの3音節語幹語には gĩting'ũri、kĩĩgunyĩ などがある[2]。
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕IPA: /ndìɣíðóꜜ/
名詞
編集ndigithũ クラス9/10(複数: ndigithũ)
参照
編集脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ 4.0 4.1 Muiru, David N. (2007). Wĩrute Gĩgĩkũyũ: Marĩtwa Ma Gĩgĩkũyũ Mataũrĩtwo Na Gĩthũngũ, pp. 18, 40.