キクユ語

編集
 
mũhũtĩ
 
mũhũtĩ

語源

編集

Hutchins (1909) では Erithrina tomentosa[ママ]のキクユ語名として Muhùti が記録されている[1]

発音(?)

編集
  • IPA: /mòhòːté/
2音節目の ũ は長母音である[2]
Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス4」で、他に同クラスの2音節語幹語には kĩng'ang'ingũkũkĩeha などがある。
  • カナ表記例: モフティ[3]

名詞

編集

hũtĩ クラス3(複数: mĩhũtĩ

  1. マメ科デイゴ属高木 (wp)の一つ、エリスリナ・アビシニカ (Erythrina abyssinica[2][4], syn. E. tomentosa)。家畜囲いとなる生垣に用いられる[3]ほか、ニェリ県では樹皮煎じ薬として淋病 (wp)梅毒 (wp)関節炎あるいは痛風 (wp)に対して用いられることも報告されている[4]

脚注

編集
  1. Hutchins, D. E. (1909). Report on the Forests of British East Africa, p. 24. London: Darling & Son.
  2. 2.0 2.1 "hũtĩ" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 180. Oxford: Clarendon Press.
  3. 3.0 3.1 ドナ・ジョー・ナポリ 作、カディール・ネルソン 絵、千葉茂樹 訳『ワンガリ・マータイさんとケニアの木々』鈴木出版、2011年。ISBN 978-4-7902-5223-8 原書: Mama Miti: Wangari Maathai and the Trees of Kenya, Simon & Schuster, 2010.
  4. 4.0 4.1 Kamau, Loice Njeri et al. (2016). "Ethnobotanical survey and threats to medicinal plants traditionally used for the management of human diseases in Nyeri County, Kenya", p. 10.