おはなばたけ
日本語
編集語源
編集名詞
編集- 花畑の美化語。
- 芍薬か、牡丹か、菊か、猿が折つて蓑にさす、お花畑のそれでなし不思議な花よ。(泉鏡花『紅玉』1913年)
- 森林限界より標高の高い場所に発達する、多年生植物の草原。
- 立山の弥陀ヶ原、五色ヶ原及び雲ノ平の如きは、孰れも二五〇〇米に近い高原で、偃松があり、残雪があり、お花畑があり、清い水の流れは石原に湛えて幾つかの小池となり、朝には雲を浮べ夕には星を宿している。(木暮理太郎『南北アルプス通説』1930年)
- ただの理想であり、現実にはなりそうもない空想や妄想。また、そのようなことを考えている人物。
- 簡単に憲法改正だのをそのためにするというのは本末転倒でありまして、戦争というのはそんなお花畑のようなものじゃない。(中村哲(第170回国会参議院外交防衛委員会第4号)、2008年)