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日本語

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  • 歴史的仮名遣いのおよび語中・語尾のを、現代仮名遣いではと表記する。ただし、助詞のとしない。

発音

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  • /o/

名詞:尾

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  1. 脊椎動物後肢より後方(頭部の反対側)にある脊椎の一部。特にそれが筋肉等を伴い後肢より外部に突き出たものをいう。尻尾しっぽ
  2. 脊椎動物以外の動物で、後肢の後方に突き出たもの。
  3. 運動するものが、後ろに引きずっているもの。(例)彗星の尾。

類義語

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成句

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翻訳

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  • 英語:tail
  • ノルウェー語(ブークモール): hale 男性

名詞:緒

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, 歴史的仮名遣い;

  1. 物を結んだりすることに用いるひもなどの総称。
  2. 下駄草履などの掛けるひも

名詞:紵

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  1. からむしの別称。

助詞

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  1. の異表記。
    • 右算用高、金四分ニ割り、一分ハ大村の村瀬(三英)が出したり。(略)のこりハ溝渕と龍馬が二ツ割ニして出すはずなり。然るに龍馬も今日ハ金がなけれバ其尻りハ伊藤先生わづらハせんとす。(坂本龍馬「手紙 慶応二年十二月二十日 伊藤助太夫あて」)

接頭辞・敬語

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  1. 和語あるいは和語化した漢語に付けて、丁寧あるいは尊敬を表す。
一般には丁寧であるが、人に属するものであれば尊敬を表す。 注: この場合、意味の違いは無く、生産的であるため、ウィクショナリーでは立項しない。
丁寧 こめ お米
はな お花
みず お水
尊敬 かお お顔
からだ お体
名前なまえ お名前
一部の語では、意味が変化しているか、意味が狭くなっている。
愛想あいそ お愛想
あし お足
かげ おかげ
辞儀じぎ お辞儀
しぼ おしぼり
おしめ
だい お題
お手
手洗いてあらい お手洗い
とお お通し
なか おなか
ねが お願い
ひら お開き
まえ お前
むす おむすび
れい お礼
わん お椀
一部の語は省略に由来するため、 の有無で意味が異なる。あるいは、そもそも対応する語が存在しない。
おかき
欠き餅かきもち
たま お玉
玉杓子たまじゃくし
おでん
田楽でんがく
おなら
らし)
にぎ おにぎり
握り飯

冷や酒
お冷や
冷や水
ひる お昼
(お昼ご飯
おむつ
襁褓むつき
おやき
焼き餅やきもち
一部の語は、語の短さのために単独では がある語を用い、複合語では がない語を用いる。意味に違いはない。
きゅう お灸
さん お産
ちゃ お茶
お湯
一部の語は、 がある語が普通であり、ない語はぞんざいである。
かね お金
さけ お酒
さつ お札
じいさん おじいさん
しり お尻
屠蘇とそ お屠蘇
ばあさん おばあさん
ぼうさん お坊さん
一部の語は、古い丁寧の接頭辞 を含むものにさらに を付けたものである。
おみ足
神輿みこし お神輿
  1. 動詞連用形する と共に用いて、聞き手の利益になる動作を表す謙譲語を表す。
    • 送りします。
  2. 動詞連用形なる と共に用いて、尊敬語を表す。
    • 越しになる。
  3. (古用法、方言) 動詞連用形 と共に用いて、尊敬語を表す。活用は上一段・下一段活用に準じる。
    • 「(略)あまり別嬪さんじゃけれ、学校の先生方はみんなマドンナマドンナと言うといでるぞなもし。まだ聞きんのかなもし」(略)「そのマドンナさんがなもし、あなた。そらあの、あなたをここへ世話をしてくれた古賀先生なもし――あの方の所へお嫁に行く約束が出来ていたのじゃがなもし――」(略)「ところが、去年あすこのお父さんが、亡くなりて、――それまではお金もあるし、銀行の株も持って出るし、万事都合がよかったのじゃが(略)つまり古賀さんがあまりお人が好過ぎるけれ、欺されたんぞなもし。それや、これやでお輿入も延びているところへ、あの教頭さんが出でて、是非お嫁にほしいと云いるのじゃがなもし」(夏目漱石「坊っちゃん」)
  4. 動詞連用形です と共に用いて、尊敬語進行相を表す。
    • どちらに住まいですか。
  5. 動詞連用形ください と共に用いて、尊敬語の依頼または命令を表す。
    • 越しください。
  6. (古用法) 動詞連用形なさい と共に用いて、下位に対する丁寧な命令を表す。
    • いでなさい。
  7. なさい の省略)動詞連用形に付いて、下位に対する丁寧だが尊大な命令を表す。
    • だまり。
    • いで。
  8. 名詞またはさんと共に用いて、尊敬語を表す。どちらが欠けた語形も存在しないことがある。
    • 姫様。
    • 内裏様と雛様。
    • 嬢さん。
    • 父さん。
    • 孫さん。
  9. 一部の形容詞又は形容動詞について、丁寧又は尊敬を表す。
    • 高いんでしょう?」「いえ、安く提供させていただいています」
    • 私の婆様ほど美しい婆様もそんなにあるものではございませぬ。(太宰治 『葉』)
    • (用法)名詞や動詞に比べると接続する形容詞・形容動詞は限定される。
      人や物の積極的な(良好な)価値評価に係るものに接続する傾向があるか?
      若い→若い、早い→早い/遅い→×遅い、美しい→美しい/醜い→×醜い
      (例外)
      • 屹度どこか身体が悪いんですよ。(豊島与志雄 『変な男』)
      • そんな人々に、何故貴方謡曲嫌いですかと聞くと、誰でも先ず第一に、私には解かりませんからと云う。(夢野久作 『謡曲黒白談』)
      • 今も、それを独り思い耽っていたところへ、法音比丘尼が話しかけて来たのである。さびしかろと問われて「否」と答えたのは、正直な返辞なのであった。(吉川英治 『源頼朝』)
  10. 一部の形容詞又は形容動詞について、強調を表す。
    • それはやすい事です。私に会いたいのならいつでもお目にかかります。(倉田百三 『出家とその弟子』)
    • 結果的に生じたのは、DOSマシンの最先端から比べればかなり貧弱な機械に法外な値札がついた、お寒い日本市場の現実だ。(富田倫生 『青空のリスタート』)
    • もし高くとまって、来るの来ないのといったら、張飛がひっさげて参るとも、なんの造作はあるまいに(吉川英治 『三国志 孔明の巻』)

類義語

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  • ): 漢語に用いる。ただし漢語でもを用いるものがある。

派生語

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接頭辞・性別

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お -

  1. おす」「雄性」「男性」のものを分別する。

同義辞

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  • おん(「お−の」の変化か)

対義辞

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接頭辞・指小辞

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お - 歴史的仮名遣い:

  1. 感情的に「小さい」「少し」といった意味を表す。例の他、地名・姓に残る。

感動詞

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  1. 軽い驚きの気持ちを表す。おっともする。
    • 、これはいい。

漢字

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Wiktionary:漢字索引 音訓 お#オ参照

文字情報

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由来

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  • の草書体。

コード

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  • Unicode
    • 16進: 304A お
    • 10進: 12360 え
  • JIS X 0208(-1978,1983,1990)
    • JIS
      • 16進: 242A
      • 10進: 9258
    • シフトJIS
      • 16進: 82A8
      • 10進: 33448
    • 区点: 04区10点
  • Morse: .-...
いろは順
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関連項目

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「お、オ」で始まる日本語

平仮名
あ行 /
か行 /か゚/ /き゚ /く゚ /け゚/ /こ゚
さ行
た行 /
な行
は行 / / / / /
ま行
や行 𛀁
ら行
わ行 𛅐 𛅑 𛅒
片仮名
ア行 /ウ゚/ 𛀀
カ行 /カ゚/ /キ゚ /ク゚/ /ケ゚/ /コ゚/𛅕
サ行 /サ゚ /シ゚/ /ス゚//ㇲ゚ /セ゚ /ソ゚
タ行 /タ゚ /チ゚ /ツ゚/ /テ゚ /ト゚/
ナ行 ()
ハ行 // // // // //
マ行 /
ヤ行 𛄡
ラ行 ラ゚/ リ゚/ ル゚/ レ゚/ ロ゚/
ワ行 / /𛅤 /𛅥 /𛅦
𛅧 〱゙ 〱゚ ゝ゚

いろは