かみさま【神様】
- 「神」に対して敬意を表した呼称。
- 道祖神は道の神また旅行の神で、その上に非常に子供のすきな神様でありました。――柳田国男 (1929年). “図書カード:日本の伝説”. 青空文庫. 2023年5月28日閲覧。
- 夜の家庭の雑談の中で、十歳の女の子が、「神様はほんとにあるの、地球の外は宇宙でしょう。神様は何処に棲むの?」と問うた。――中井正一 (1952年). “図書カード:新しい神話を追い求めつつ”. 青空文庫. 2023年5月28日閲覧。
- (比喩)常人にはない優れた能力を持っている人。
- 先生と自分とが違ったたちの人間であることを、私は尊敬のうちに漠然と感じ、それは先生が芝居の神様のような立場に既に久しくおられるからのところもあろうかと、幼稚ながら考えたりした記憶がある。――宮本百合子 (1935年). “図書カード:坪内先生について”. 青空文庫. 2023年5月28日閲覧。
- 「悪人じゃアねえとも、権! 悪人どころか、神様みたいな男だ!」――国枝史郎 (1937年). “図書カード:猿ヶ京片耳伝説”. 青空文庫. 2023年5月28日閲覧。
かみさま【上様】
- 身分の高い人の妻に対して敬意を表した呼称。
- 他人の妻や母に対して敬意を表した呼称。
- 近世上方で良家の未亡人や隠居した老母に対して敬意を表した呼称。