さい【賽、采:当て字であろう、後述】
- さいころ。
- 語源不詳。
- 歴史的仮名遣いも「さい」、二重母音を含んだ字音的なものであり、和語とは考えにくい(和語なら「さひ」又は「さゐ」等の表記となると考えられる)。
- しかし、用字は一定せず「綵」「采」「賽」「簺」がもちいられているが、いずれも、漢籍において「さいころ」の意味・使用例はない。「綵・采」は「選ぶ」、「賽」は「勝敗を決する」、「簺」は「対面型のゲーム(格五)」の意味を有することから当てられたものか。その他、「左伊」「佐以」とも表記された。
- 【差異】:比較した上での違い。
- 【差違】:他との違い。